【社長の仕事を体験】全社員MG研修を実施しました!
こんにちは!CROSの福田です🌞
このところ寒さが身にしみます…
体調管理もいっそう気をつけていきたいですね💓
先週末に全社員勉強会を開催したので、今回はその様子をお伝えします!
1月12(金)・13日(土)に、秋葉原で研修を行いました。
内容は…「MG研修」!!
MG研修とは?
この記事を読んでいる皆さんは、職場の中でどのような立場にいらっしゃるでしょうか?
私は総務経理部の社員という立場です。
普段の私たちは、自分の立場からの視点だけでものごとを見て判断・行動します。
私が総務経理の立場から見ている仕事の見え方と、営業が見ている見え方は、まったく違うはずです。
見かたの違いが生む”悲劇”
例えばある日、営業マンのAさんは「値引きしてくれたら大量発注する」というお客様からの依頼を受けました。
納期は1週間以内です。
この注文を受ければ、今月の売上ノルマを達成できる!
でも在庫が少し足りないから、急いで商品を手配しよう。
Aさんは会社に戻ると、製造部のBさんに商品の生産を依頼します。
でもBさんはあまり乗り気ではなさそうです。
Aさんの注文分はすぐ作れますが「製造効率を考えると非効率」だとBさんは言います。
在庫分とまとめて作るから、納期は少し待ってください。
材料が足りないから、急いで仕入れてもらわないと。
大量生産するには材料が足りなかったので、Bさんは仕入部のCさんに材料の調達を依頼しました。
しかし、Cさんは首を横に振ります。
今週は材料が高いから、これ以上の仕入れはしないよ。
来週になったら仕入れるから、一週間くらいかかります。
結局、製造部のBさんから納期を聞いたAさんは困ってしまいました。
これではお客様の注文に間に合いません。
「社長」ならどう見るか?
ここまでのやり取りを見て、あなたは誰がどうしたら良いと思いましたか?
お客様の依頼にスピードで応えようと思うなら、製造部に少量生産してもらうのがいいでしょう。
製造効率が悪すぎるようなら、仕入部には緊急で仕入れてもらったほうがいいかもしれません。
追加生産するコストがあまりに大きいと、利益につながらない可能性もあります。
その場合は営業がお客様に金額や数量、納期を交渉することが必要かもしれません。
正確な数字が出ていないので何とも判断できませんが、
このように一部でなく全体を見て意思決定するのが「社長の見かた」です。
「MG研修」では、このような「社長の見かた」を、経営シュミレーションゲームを通じて学んでいきます。
ゲームの中では、参加した社員一人ひとりが「社長」となって、自社が儲かるように経営を疑似体験します。
MG研修で学べるもの
MG研修は「気軽に・楽しく、儲かるための会計と経営がわかる」ものです。
ただし、そのためにはとにかく実践の「量」がものを言います。
CROSのMG研修は今回が初めてで、ほとんどの人が未経験でしたから、
この研修1回で経営のすべてを理解できるような魔法はありません。
初めてのMG研修で学べるもの、それは
明日から仕事で使える行動や考え方、「成長のコツ」です。
成長のコツ①~理屈と行動の順番~
「理屈より行動が先」
講師の先生が繰り返しおっしゃっていたことです。
子どものころ、自転車の乗り方の本を精読してからサドルにまたがる人はいないと思います。まずは乗ってみて、ペダルを漕いでバランスを取って、転びながらできるようになっていく。
そこから更に競輪のプロ選手になって大会で優勝しようと思ったら、今度は理屈をしっかり学ぶ必要があります。
まず最初は行動です。
行動すればできるようになりますが、先に理屈だけ学ぶと、できないのにできたつもりの人になります。
2日間の研修のなかで、最初の1日目はルールだけ教わったらすぐ「実践」のゲームが始まります。
よりうまくいくための講義・解説は、ゲームに慣れてきた2日目の午前中です。
「理屈より行動」の体現です。
ゲームの中で、自社の経営はなんとかできますが、決算は赤字続きでうまくいきません。
そこで2日めに「理屈」を学ぶことで、利益を出せる会社が出てきます。
研修の最後に「自己資本」トップで表彰されたSさんです🎉
社員に向けてこんなことを話してくれました!
ゲームの合間に「ライバル会社」の様子を見に行って、あの人がこういう状態なら自分はこうしようと考えて動きました。
自分だけでなく周りの様子がわかったほうが動きやすいのは実際の業務でも同じだと思うので、
営業としてライバル会社の情報をリサーチして上に報告することを、みんなで意識していけたらいいんじゃないかと思います。
研修で実体験したことを論理だてて考え、実務に落とし込む姿勢がすばらしいです!
成長のコツ②~「型」と「オリジナリティ」~
MG研修では、参加者の人数分だけ会社があります。(全員が「社長」です)
1卓5~6人に分かれて1回ゲームをしたら、その成績(売上額)の順位で席替えをします。
強い(売上が多い)会社は強い社長が揃った卓に、そうでもない会社は同じくらいの社長が集まった卓に移ります。
2日間で5ゲームやるので、売上を伸ばしていく会社と行き詰まる会社が出てきます。
上位6社のツワモノ達が集う「A卓」は、会場の真ん中に配置されます。
最終ゲームの前に、講師の先生が少しだけ時間を取って、ある指示をしました。
「A卓のメンバーの”会社盤”を見て、自分でできるところを真似してください」
“会社盤”とは、工場での生産システムや従業員の役割を盤上に再現した、ゲーム上の「会社の中身」です。
これを見ると、会社がどれくらい売れる商品を持っているか、生産・販売能力がどれくらいあるかなどがわかります。
私自身ゲームの中で感じたことですが、この”会社盤”がしっかり整っている状態だと売上・利益が出やすいです。
儲かる会社にするためには、ゲームの中で会社盤を「整える」こと。
では、どのように「整え」たらよいのでしょうか?
その「型」を学ぶには、うまくいっている人の真似をするのが一番です。
実際の仕事でも同じことですが、最初は誰かが作った「型」を真似するのが早いです。
理解して、真似て、できるようになったら
そのときに自分だけの「オリジナリティ」を考えていく。
その「オリジナリティ」がさらなる成果につながったら、別の人が真似します。
それが新たな「型」になります。
このサイクルがどんどん回っていくことで、人や組織は成長していきます。
MG研修という「実体験」を通して、社員全員がこのことに気づくきっかけを与えてもらいました。
MG研修に参加した社員の感想
最後に、社員の感想をいくつかご紹介します!
まずゲームをやってみて、分からなかったこと・できなかったことを講義で教えていただくことで素直に受け入れられました。
自分の体験で理解してからの方が、理屈も納得しやすく、その後の行動にもすぐにつなげられました。
「行」→「考」の順番がとても大切でしたね!
2回目までは感覚がわからず良い成績が取れませんでした。挽回するために成績が良かった方の数字をじっくり眺めました。真似することで無事次の回で持ち直すことができました。
うまくいっている人の「型」を真似ることで成果が出ましたね!
勝手にライバル会社は動くしトラブルはつきものなので、リアルに近いものだと感じました。
入社2年目の営業の感想です。実際の現場に近い状況が再現されているからこそ、研修から得た学びも実務に落とし込みやすいはず。
今後の行動を変えていきましょう!
ゲームを通して社長の業務を体験しましたが、意思決定のスピードや市場価値の見極め、ライバルの状況を知ることなど、様々な面でたいへんだなと思いました。
私もゲームをしながら、毎ターンの意思決定を素早く行う大変さを感じました。目が回るようなスピード感だったので、あれが社長の日常だと考えると…
あまり文句を言ったり困らせたりせずに協力しよう、と思いました。
何度も言われたように、まずは行動をしてみようと思います。
そこでも止まってしまうときは、周りにすぐ聞いて先に進めればと思います。
周りに質問できる人が、計数作業も早く成長も早かったです。
「やってみる」行動も早く、つまずいたとき「聞いてみる」行動も早く。
あらゆる行動を考え込まずに早く始めれば、最短ルートでものごとを進めることができますね!
いかがでしたか?
今回のMG研修を通して、社員それぞれ気づきや学びがありました。
さっそく行動に移して、今年も皆さまの期待にお応えできるよう頑張ってまいります!
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