高齢夫婦の介護問題と身元保証の解決策
皆さまこんにちは。今回は過去に弊社で老人ホーム探しをサポートさせていただいた事例をご紹介いたします。
今回の事例ではお子様がいないご夫婦の入居事例です。この場合身元保証人を立てられずに断念してしまうケースが少なくありません。
はじめに:老老介護の生活課題
今回ご紹介するのはご主人と二人暮らし、86歳の奥様が認知症を発症し、ご主人一人では介護が難しくなって来たケースです。お二人には子供がおらず、これまで二人三脚で生活を送ってきました。
しかし、奥様の認知症が進行したため、安心して老後を過ごせる環境づくりが急務となっていました。
※老老・認認介護について前回の記事で触れてますので、お時間のあるときにどうぞ!

介護と生活の両立の難しさ
一人暮らしの高齢者が増えている現代社会において、介護と生活の両立は大きな課題です。
特に子供がいないご夫婦の場合、頼れる家族がいないため、介護施設への入居を検討せざるを得ません。
しかし施設入居には、身元保証などのハードルがあり、通常の施設探しよりも難しいのが現実です。
弊社へのご依頼:老人ホーム入居を検討
そんな中、ご家族からご相談を受けました。奥様の介護が一人では難しくなってきたため、老人ホームへの入居を検討したいというご要望でした。しかし、お二人には身元引受人がおらず、施設入居の条件を満たすのが難しい状況にありました。
身元保証の重要性とそのプロセス
身元保証人・身元引受人の役割
老人ホームや有料老人ホームに入居する際、身元保証人または身元引受人が必要となります。
両者ともに入居者の生活費や介護費用の支払いを保証する役割を担います。
身内がいない場合、施設側から身元引受人を立てることが求められます。
連帯保証人の必要性
さらに、身元引受人だけでなく、連帯保証人の設定も施設によっては必要な場合があります。
連帯保証人は、入居者の費用が支払えなくなった場合に、その債務を連帯して負担する役割があります。
どちらの保証人も入居対象者の子が身元保証人等になる場合が多いです。
保証人がいるということは、施設側にとっては大きな安心材料の一つですが、身寄りのない高齢者にとって、この条件をクリアするのは極めて難しい課題となります。
弊社の対応:身元保証から入居支援まで
保証会社との連携
ご主人が保証人になれないケースが多く、今回のケースでも保証人になることができませんでした。
弊社では、保証会社様と連携し、身元保証業務を代行するサービスを活用しました。このサービスは、身元引受人や連帯保証人を立てる際の窓口となり、高齢者の施設入居をサポートしています。
希望条件に合った施設の選定
次に、ご夫人の状況に合った老人ホームを選定しました。
もちろん奥様の認知症症状に対応できるかどうかが軸にはなりました。それ以外にも施設環境、立地条件など、様々な要素を総合的に検討し、適切な施設を提案いたしました。
ご主人の入居希望とそのサポート
最終的には介護付き有料老人ホームに決まり、現在では無事入居も終わりました。
嬉しいことにご主人からも、将来的に同施設へ入居したいとのお言葉をいただけましたので、ご主人の入居手続きについてもサポートさせていただく予定です。
まとめ:お子様がいないご夫婦のサポート
核家族化が進む現代社会において、子供のいないご夫婦が高齢になった際の対応は、大きな課題となっています。弊社ではお二人のように、身寄りのない高齢者の生活を全面的にバックアップしています。身元保証からホーム入居まで、トータルでサポートさせていただきます。どうかご安心してお問い合わせください。